安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

バックハーの日曜市

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あれは15年前のこと。

当時学生だった私をひきつけたのが、ベトナム雑貨ブーム。ふと本屋で手に取ったベトナム旅行特集の雑誌を読んで、こんなに美しいものを作る国へ行ってみたいと強く思った。

 

それから少したって、本屋で今度は別の雑誌を手に取った。そこにはアジア旅行を愛する人たちの記事がたくさん載っていて、その中にベトナム北部の少数民族を訪れる旅の話があった。さらによく読んでみると、そこには「サパ」と「バックハーの日曜市」と書いてある。記事の隣には色とりどりの衣装を身にまとった花モン族の姿。

 

い、行きたい!!!!!

絶対に行ってやるぅうううううううううう!

 

と心の中で豪語?した20歳そこそこの私だったが、なぜかその後お金を稼ぐ身になっても、行先にベトナムが浮かぶことはなかった。

 

そしてアラサーからアラフォーに歩みを進めなければならなくなった今、私はあこがれの地ベトナムで仕事をするようになり、渡航後1か月未満で夢の地へと足を踏み入れる機会を得た。15年前の自分には予想だにしなかった展開。それが人生というもの。

 

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サパ最終日は早朝にホテルをチェックアウトし、迎えの車に乗って、中国との国境の町ラオカイ経由でバックハー入り。実はこのとき旅の疲れと山道で気分が悪く、心の中で泣いていた笑。しかし、そんなスコールのような低気圧もバックハーの市場にひとたび足を踏み入れてしまえばあっさり吹き飛んでしまった。市場には青、ピンク、緑といった原色を基調とした全身色鮮やかな民族衣装の花モン族の女性たちが熱気を漂わせて商売にいそしんでいた。前日のトレッキングで訪れたのはインディゴの民族衣装の黒モン族だったから、その色彩の対比が面白かった。

 

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自分の趣味だけではなくて、お手伝いしている事業のために民族の布を購入したいと考えていたのだけれど、あいにくサパではこれといったものに出合えず、結局1枚も手に入らず。そんなわけでバックハーには期待していたのだけれどこれが大当たり。気が付いたら「ここを逃したら、もう二度と手には以来ない」とお買い物魂に火がついて、布だけに飽き足らず花モン族の装飾品まで大量にお買い上げ。

結果的に非常に満足できました。

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実はこの後、サパへ戻る山道を走行中事故のため進めなくなってしまったのだけれど、ガイド氏の冷静かつ迅速な判断のおかげでサパから乗るはずのバスにラオカイまで来てもらい、そこで拾ってもらうということが可能になった。この時のガイド氏には心から感謝している。サパの観光人材のポテンシャルの高さは半端なかった。少数民族の人たちもあらゆる言葉を使って商売しようとするのだから、この力が別のベクトルを向けばすごい人材になるのかもしれない。余計なお世話かもしれないけれど。

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というわけでこれにて旅行記はおしまい。

これからはすでに怒涛の仕事ライフに戻っているダナン生活記に戻るつもり。