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安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

大学の入学式

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 普通に生活しているのにネタに事欠かないというありがたい日々を送っております。

今日のネタは職場の大学の入学式です。

 

どうやらこの時期は大学の入学式を行う季節なのか(新学期自体は8月下旬から始まっている)、大学近くにあるダナンの劇場でセレモニーが行われていたりするのを見かけました。そして私の大学も例にもれず、その劇場で木曜日に式典が催されたのでした。

 

先週現地スタッフがニヤニヤしながら近づいてくるではありませんか。「プレゼント~」と言いながら差し出してきたのが、入学式の招待状。私は日本側のプロジェクトで雇われているので、ダナンのこちらの大学の正規職員ではありませんが、気を遣ってくださったのか、ご招待いただくこととなったようです。

 

日にちは木曜日の午前中。9時から11時と正直いつもの準備など事務作業に忙しい時間なのでちょっと迷ったのですがせっかくのご招待である上に、私自身劇場の中を見てみたいという好奇心に負けて出席しました。

 

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会場にはアオザイ姿の女性が目立ちました。アオザイはやはり美しい。目の保養になりますね。

中には教え子もいて(教え子の中には大学の先生も数名いる)、彼女たちのアオザイ姿がまぶしかったです。

 

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さて、ベトナムの入学式ですが、日本のそれとはまったく趣を異にします。会場が暗くなったと思ったら東南アジア人好みのローズピンクのドレスに身を包んだMCの女性がご挨拶。学生ではなく、プロのMCさんに依頼しているそうです。始まったのは現代風にアレンジした伝統舞踊や音大生による歌(当然カラオケレベルではなく、プロの歌手並みのハイレベル)やミュージカル仕立ての演目などエンターテイメントが繰り広げられました。ダナンではアートやエンタメが楽しめる場所が少なく、そういうものに若干飢え気味だったのでありがたく楽しませていただきました。

 

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ただ、私の前にちょうど大学の学長が座っていらしたので、写真を撮るのに学長の頭が写らぬようちょっと苦労しました(笑)。

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(上二つのパフォーマンスは大学の学生団体によるもの)

 

エンタメの後は大学の副学長による先生方の紹介と国歌斉唱。伴奏なしで厳粛な雰囲気の中、全員規律に直立不動の姿勢で、壇上のホー・チミン像に向かって歌います。こういう時、外国人はたとえ歌えなかったとしても、起立して直立不動というのがマナーです。そうしないと現地の人に対して非常に失礼をしてしまうのです。

 

そして次は学長のお話です。当たり前ですが、こうなるともう日本と同じ展開です。決してコンパクトではないご挨拶が続きます。会場内も私語や携帯いじりが始まって、先刻の厳かな雰囲気はどこへやらといった感じでした。私はどうしても午後までに済ませなければならない作業があったので、さくっと会場を抜け出し、事務所に戻りました。つまり、いいとこどりをさせていただいたという…

 

外国では日本では考えもしない経験をすることができるのがありがたいです。しかしながら、そこで大事になるのは引き際を直感で察知する能力かもしれません(笑)