安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

街中の公園

 

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勤務先の大学までの通勤には徒歩で15分ほど。もちろん歩くのだが、その話をベトナム人にすると驚かれる。

「え!?15分も歩くんですか!?」

それもそのはず、こちらの人はちょっと裏に用があるだけでもバイクを使う。街中を歩いていようものならすぐさまタクシーやバイタク、シクロの運ちゃんに声をかけられる。5分以上歩く人間は異常の範疇に入るのだろうか。

 

そんなことには負けず、私は職場と自宅を往復徒歩で貫いているのだが(日本的に考えれば大げさに言うほどの距離ではない)、途中に寂しい空間があることに気付いた。

町のど真ん中。目抜き通り。小さい商店がひしめき合う通りにあって、突如現れる空白。一つは建設途中で放棄されたリゾートホテルと思しきもの、その前に空き地が2ブロックほど。

 

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不吉な空間である。夜はちょっと怖い。

昼間でもあまり人通りがないものだから、おっちゃんたちが平気で立ち〇ョンしてたりする。(ダナンは子供から大人まで男子は気にせず気持ちよく用を足している)心の中でひそかに私はこの通りを「立ち〇ョンストリート」と名付けていた。

 

それが2,3か月ほど前からその「立ち〇ョンストリート」に異変が起こり始めた。真ん中の空き地ブロックで工事が始まったと思ったら、あっという間に公園ができたのだ。女性と男性が手動でブロックをはめたり、木や花を植えたりしていた。

 

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こういうのはテト前に完成させたがるのがベトナム人だからか、年末は急ピッチで作業が進んでいた。果たして完成した公園は、それはそれは花盛りの憩いの場となった。「立ち〇ョンストリート」から花園へと華麗なる変身を遂げた。やればできる、さすがである。ていうか、だったら建設放棄のお化け屋敷みたいなホテル跡も何とかしてくれ!!!!

 

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公園のおかげで通勤時間が快適になったと思ったら、なんと今朝さらなる異変が発生していた。何やら係員と思しき人たちが花を撤去しているのだ。え?公園の飾りじゃないの???ていうか、テトの間だけ????釈然としない思いを抱きつつも、携帯カメラで撮影した私。

 

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テトはどこもかしこも花であふれるベトナムの町。加えてこの時期は妙に観光客が増えるので、そのための美観もあったのかもしれない。花飾りをもぎ取られた公園はちょっと寂しかったけど、常設?の植物が「あんたたちがいなくなった分は、ワタシタチガ頑張るからさ!」とばかりに元気な様子を見せている。けなげだ、と一人勝手に妄想しながら今日も帰宅した。