安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

ベトナム人のおもてなし

f:id:soyliliani:20160225224950j:plain

 

ベトナム人って本当に面白いな、とつくづく思う。

ステレオタイプな話になってしまうけど、ベトナム人は自己中だから、とよく言う人が多い。日々の生活の中で思い当たることは数多くある。例)平気で猛スピードでバイク逆走したり、どこでも構わず排○したり、ぶつかっても謝らなかったり、近所迷惑お構いなく、大音量で自宅でカラオケパーティーしたり。

 

だけど最近そんなところに妙な居心地の良さというか、面白さを感じ、ツボにはまっている自分がいることに気づく。こういう風でも、私はベトナム人が嫌いじゃないのだ。

 

ダナン以外に住んだ経験がないので何とも言えないけれど、少なくともダナン暮らしはすごく自分の性に合っている。ダナンは籠るにはちょっと刺激に欠ける街だけれど、今はLCCもあるから気軽にハノイホーチミン、そのほかの都市へ足を運ぶこともできる。現にベトナム人はふらりとホーチミンへショッピングに出かけているようだ。

 

そんなキャラが立ってるベトナム人との生活だが、昨日はベトナム流のおもてなしを受ける機会があった。ベトナムでは○○の日というのが多い。女性の日、先生の日。そして昨日は医師と看護師の日だったようで、教え子の多くが看護師ということもありクラス最年長の看護部長のご自宅でパーティーがあったのだ。看護師でもない私も先生ということでご招待を受けた。

 

f:id:soyliliani:20160225225014j:plain

放課後しばらくしてタクシーで教えられた住所に向かうと(タクシーの運ちゃんの知らないところで、一緒にスマホで地図を探しながら走ったw)、門のところでみんながお出迎え。ベトナムの住宅は概して1階が居間になっていて、よくドアをあけっぴろげ、くつろぐベトナム人の姿が見たくなくても見えてしまうことがよくある。そんな居間にパーティーセッティングがされていて、ごちそうが並んでいた。

 

おもてなしを受けることで、普段味わうことができないベトナム料理をいただけるのがうれしい。テトの時に作って食べるバイン・テトを揚げたものや、教え子の一人の出身地ビンディンの郷土料理、バイン・ホイなどもテーブルの上に載せられて心躍った。

 

なんと今回はキーボードの生演奏付き。というかそのままカラオケに。もちろん居間は開け放たれているので近所には筒抜け。近所迷惑じゃないの、と聞いてみても「大丈夫です、むしろ親切なんです」とよく意味の分からない答えが返ってきた。静かな夜に賑わいを提供しているんだからええじゃないか、という発想なのだろうか。こんなところもお国柄?

 

もちろんみんなで飲めや、食えや、歌えや、踊れやの大宴会になり、楽しいひと時を過ごさせてもらった。これまたベトナムで私が好きなのがある程度の時間になったらちゃんとお開きになることである。8時過ぎには私たちも引き上げてきた。ベトナムは朝も早ければ夜も早い。大体遅くても9時半から10時には宴会が終わる。終わるときは日本のような無駄なグダグダ感がなく、さくっと終わってくれるのがいい。

 

おもてなしのおやつもこちらではドライフルーツや炒った種が多いからヘルシーである。ベトナムの飲み会はお酒の飲み方さえ気を付けていれば、健康的に楽しめるのである。至極表面的な理解でしかないけれど、少なくとも都市に住むベトナム人は快楽主義者で、人生を楽しむ術に長けているように思う。仕事もさくっと終わらせて、というか終わってなくても終わったことにして、家に帰り、食事をして、カフェでおしゃべりを楽しむ。そして遅くなる前に夢の世界へ。

 

*とはいっても貧富の差が激しいことに変わりはないので、他がどう過ごしているかはわからない。残業が多い会社や工場も多いといいているから、自分の見方がすべてを指しているとは全く思っていないということは断っておく。