読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

安南焼きの器

f:id:soyliliani:20160225230251j:plain

実は器好きな私。

数年前まではよく器を欲望のままに買ったりしていた。

20代のころには陶芸も習っていたことがある。

f:id:soyliliani:20160225230523j:plain

最近は趣味としての器集めは控え気味だが、ダナン生活を始めるにあたって、できたら器はバッチャン焼きのものを普段使いにしたいと思っていた。ホイアンへ行った際にいろいろ売っていたので2枚ほど購入。後で知ったら、それは本物のバッチャン焼きではなく、ホイアン近郊で作っているものだという。

 

バッチャン焼きはハノイからバスで小一時間ほどの小さな窯元の町である。16,7世紀ごろには朱印船貿易の影響で、ベトナムの器も日本に入っていて安南焼きとして茶人から愛されていたという。おそらくはバッチャンだけではなくあらゆるところで似たようなものが作られていたのではなかろうかという説もあるようだ。

f:id:soyliliani:20160225230342j:plain

ちなみにバッチャン焼きは裏にMade in Bat TrangかBat Trang Viet Namと刻印がされている。ホイアンで手に入るのはMade in Vietnamと刻印されている。ただし、バッチャンで作られるものでも新しいデザインのものは裏に刻印がないことが多いようだ。

f:id:soyliliani:20160225230424j:plain

私がホーチミンとダナンのHoa Ly(お土産屋さん)で一目ぼれした器は比較的最近のデザインのようで、確かに今までのにはない繊細さがある。その器には刻印がない。

 

上の写真の小物入れはつい2,3日前日本からのお客様をお土産屋さんに案内していた時に、ひとめぼれしてついつい買ってしまった一品。繊細な花の模様に心ひかれた。こうなるとはっきり言って何に使うかとか、何を入れるかなんてどうだっていい。美しいもの、心惹かれるものを連れて帰りたいという、本能的な欲求の問題なのだ。

f:id:soyliliani:20160225231031j:plain

とはいっても、これ以上器を増やすつもりはない。ベトナム滞在時間もすでに数か月しか残されていないし、日本へ持ち帰る荷物のこともある。それにここ数年の私は片足だけミニマリストにはまっている(って言いながら全くミニマルな生活ではないけれど)。

 

ただ、あこがれのベトナムで生活をして、自宅での食事を安南焼の器に盛るというのが自分の中で大きな幸せなのである。