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安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

人件費が安くて済むという魅力について

読書

連休中にひょんなことから手に入れた本を読んだ。

 

ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

  • 作者: 福森哲也,小原祥嵩
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2012/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 4回
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知る人ぞ知る、さらりと読めるアジア入門書的なシリーズ本ですが、なぜか肝心のベトナムをすっ飛ばして、ミャンマーカンボジアラオス編。個人的にはすごく興味のある地域です。

 

このシリーズは経済をメイントピックにして各国について歴史や、現在の社会情勢、民族、開発などが非常にわかりやすく綴られているので、入門書としてはとてもいい気がします。

 

この本を読んでいてもそうだし、日本が中国からベトナムを経済的なパートナーにしつつあるのもそうなんだけど、人件費の安さを大きな理由として海外を拠点にし続けても、結局その海外が経済発展をすることで人件費が高くなってまた別の場所を探して、同じことを繰り返してる気がする。もちろん日本を含め外国企業が入ることでエンパワメントであれ、経済発展であれ、開発が活性化されていいじゃないか、というのもあるけれど、結局それだけでは終わらないでしょ。

 

これまでだって日本は人件費の安さから中国に工場を作ってて、それが中国の経済発展やら対日感情の悪化からタイやベトナムに活路を見出してきたけれど、今じゃタイなんかはシンガとほぼ同列の東南アジアのトップになってしまったし、ベトナムハノイホーチミンはかなり物価も上がってしまっている。だから中部のダナンが注目されてるんだろう。でもベトナムも後5年10年たてばどうなることやら。それからその次に注目されているのがこの本のタイトルになったアセアンに遅れて加盟したミャンマーラオスカンボジア、というわけ。実は日本なんかは出遅れていて、すでに中国や韓国企業がかなり進出している地域なんだけどね。確かにまだまだコストは低いから魅力的なんだろう。

ただ、この地域だっていずれは発展していくわけだ。そうなったら日本企業は次にどこへ行くのだろう。本当にその方法が正しいのかと素人ながらに疑問を抱かずにはいられない。それなら今格差やら貧困層やらの問題が生じてきている日本国内で色々やればいいのに、なんて思うのは私だけ?まあ、こういうのが色々な要素が絡み合ってて、そう簡単に結論が出せないのは十分わかっているけれどね。

 

でもあまりにも「この地域は人件費が安くて日本企業にとって魅力的」といったノリで語られるとすごく抵抗を覚えるのである。日本国内の問題や現地人に対する見方とかに。