安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

ベトナム南部ローカル旅③チャウドック2日目

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カンボジア国境にほど近いチャウドック2日目は日曜日。とはいってもベトナムに日曜日の概念はさほど強くなく、市場はいつも通りの賑わい。この日は朝からボートに乗って水上マーケットや水上生活をして、魚を養殖しているコミュニティにお邪魔したり、川を上ってチャム族の村を訪れたりしました。

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まずは水上マーケット。水上マーケットはカントー近郊の町が有名ですが、こちらはさほど観光地化していない、かなりリアルなもの。ボートいっぱいにココナッツが積まれていたリ、ボート上の人にモノを売るべくコンビニ@ボート版のようなおばちゃんがいたり。

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水上にドラム缶をいかだ状に敷いてその上に家を建てて水上生活している人たちがいます。こういう方々は魚の養殖を生業にしているのです。一軒お邪魔させてもらいました。床戸を開けると魚がいて、そこに餌をあげると・・・・

Before

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After

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成長した魚は陸地の市場で売るという仕組みになっているようです。

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更に川を進んで岸辺に舟をつけます。先へ進むとそこは私が知るベトナムとは違った世界が広がっていました。雨季の洪水が深刻なため、すべて高床式住居。そしてチャム族はイスラム教信者さんたちなので女性は黒いベールをかぶっています。村にはモスクがあり、男性の衣類も異なります。少しふらふらしてみました。

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旅行者というよそ者が現地の方々とコミュニケーションを取る方法として鉄板なのが、子供。庭先にいた小さいことお婆さんに「かわいいですね~」と声を掛けます。子供はシャイなのか、目を合せてくれませんでしたが、お婆さんは気さくにおしゃべりしてくれました。お婆さんお手製のプディングを買ってみたのだけど、あとで食べたらおいしかった。マレーシアとかには普通に売ってそうな感じ。

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チャム族は今ではベトナム少数民族という位置づけになっていますが、その昔わたってきたマレー系の民族で、古代はヒンドゥーの宗教観を持った人たちだったといわれています。今のフエ、ダナンがある中部から南はキン族(いわゆるベト族、現代ベトナム社会のメイン民族)ではなく、このチャム族による王国が広がっていたので、中部から南にかけてはヒンドゥー的な古代遺跡が残っているのです。ダナン近郊のミーソン遺跡ももちろんチャム族がその昔建造したもの。

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今では中部と南部の片隅でひっそり暮らしている彼らを思いながら歩いていたら、突如雨雲が広がって、あっという間に振り出したため大急ぎでガイドさんが待つ場所へ戻ります。こんなこともあろうかと持ち歩いていたアオムアー(雨合羽)でリュックと自分を多い、ボートで町へ戻りました。2時間程度の短いツアーでしたが、なかなか経験できない内容です。ベトナムにいるときはあまり感じなかったけれど、日本に戻った今改めて思うと、本当に貴重な体験をしたな、と思います。

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ホテルで雨が止むのを待ちつつ一休みして、ちょっとだけ街歩きとチャウドックで一番のおしゃれカフェでまったり過ごし、チャウドックステイ終了。実はこの日の夜から鼻かぜを引いてしまい、急きょお休みモードに入ったのでした。が、旅はもちろんまだまだ続きます。翌朝は4時半にバスターミナルへ出発。そのお話はまた、次回。