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安南のへそ

発展著しいベトナム中部の町、ダナン暮らしを経てすっかりベトナムマニアになってしまいました。ディープに書き綴ってまいります。

世界遺産だけじゃない!ドンホイの魅力探し

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先日アップしたフォンニャーケバンですが、こちらはフエから北上してクワンビン省のドンホイという街にあります。ダナンからだとちょっと行きにくいですね。

 

フエから日帰りツアーでいらっしゃる方も多いようですが、個人的に私はドンホイまで行って、そこで時間を取ったことでこの街に触れることができて良かったと思います。

お時間に余裕がある方は是非、ドンホイも楽しんでいただきたいと思います。

 

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私はフエで一泊してから鉄道でドンホイ入りを果たしたのですが、なぜその方法を取ったかと言うと、ベトナムの鉄道体験をしてみたかったからです。ダナン在住中は鉄道を使う機会がなかったんですよね。

 

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フエに着いた日に駅まで歩いて行って、チケットを無事購入(割り込まれたけど)。

で、翌朝9時台の1等車で北上しました。途中で有料の車内食が配られ(35000ドン)、試してみましたが、ローカル食堂の味でした。嫌いじゃないです、こういうの。

 

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2時間半ほどでドンホイ駅に到着したのですが、駅構内を見る間もなく、下車したとたんタクシーの運ちゃんにつかまってしまった。でもこういう地方の駅ではこういうチャンスを逃すとタクシーが捕まらなくなったりするので、そのまま乗車しました。

 

電車などの駅を中心に町が構成される日本とは違って、外国の鉄道の駅っていうのは町はずれにあることが多いです。だから治安が悪いかったりします。まあ、ドンホイはそういうことはないのですが、やはり町の中心部からは少し距離があり、タクシーを使って正解でした。

 

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私のホテルはドンホイ中心部ではあっても、外国人向け安宿街から少し離れていて、その代わり部屋からは田園風景が眺められるというおまけ付き。それまでの滞在先があまりよろしくなかったので、やっと一息つけたのがうれしかったです。

 

このホテル、実は予約した直後からメールでフォローアップがあり、翌日の洞窟観光のツアーも、ダナン戻りの高速バスのチケットの手配も済ませてくれてました。レベル高いな!

 

街中へ歩いてみることにしましたが、何と反対方向に進んでしまいました。でも観光客のいないローカルな街の様子を味わうことができて良かったことにしました。ドンホイはダナンやフエとも違う、ごくごく普通の街。静かで穏やかな感じが観光ズレしてないという印象を受けました。

 

そんなドンホイの魅力って?と言われると見どころは確かに洞窟ぐらいなのですが、ニャットレー(Nhật Lệ)川沿いの公園へ行ってみるといいかもしれません。ダナンもそうですが、川沿いは公園になっていて地元っ子の憩いの場になっています。

 

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また、ここにはベトナム戦争中に爆撃を受けたカトリック教会「タムトア(Tam Tòa)教会」跡が残されているので、見どころの一つとも言えます。実は過去にドンホイは「バラの街」と称されるほどの美しさを誇っていました。確かに洞窟へ向かう道中、郊外にはまだ伝統的な家屋が残っていて、赤みの強いレンガ?を使っているようでした。こんな家屋が連ねていたら、確かに「赤い町」=「バラの町」ってことになるのかな、なんて一人で思ったりして。

 

しかし、そんなバラの町もベトナム戦争中は南北の境界線地帯ということで激戦地となり、街は壊滅状態になってしまいました。フエやダナンも同じ歴史をたどっているのですが、すでに町は新しく生まれ変わっています。反対にドンホイは発展が他の都市からは遅れていたため(洞窟でお金が懐が潤うようになった)、現在でも戦争の爪痕が残っているのでしょう。

 

ニャットレー川沿いのタムトア教会跡は、洞窟とはまた違った次元で訪れるべき場所なのかもしれません。

 

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気になる食事ですが、適当に町中の食堂に入ってもいいと思うのですが、そうでなければ同じくニャットレー川沿いのグエンズー通りにはおしゃれなカフェが並んでいるので、利用価値ありです。英語が話せる人たちが働いているので、ベトナム語が話せなくても大丈夫。

 

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中でも欧米のガイドブックで紹介されていて有名なのが「Tree Hugger Cafe」。

ベトナム人とドイツ人カップルによるこのカフェは旅行者だけではなく、ドンホイ在住の外国人のたまり場になっている様子。エコフレンドリーなコンセプトで、シモキタにもありそうな感じ。

 

Tree Hugger Cafe Dong Hoi

 

サイトを見てみると、少数民族の手工芸品を販売したり、英会話クラスを開催したりとコミュニティーへのコミットメントに積極的な様子。

 

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思わずバーガーを頼んでしまいましたが、これがまた丁寧に作られていてすごくおいしかったです。ちょっと時間がかかるので、のんびり過ごすつもりで構えておくといいかも。

 

終日ツアーで洞窟を回っていたので、心地よい疲労感に浸りながらもカフェでゆったりとした時間を過ごすことができました。ドンホイへ来たらぜひTree Hugger Cafeに立ち寄ってみてください。

 

夜の風景もなかなか乙なものでした。

 

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街歩きが楽しめるわけではないけれど、ただその土地にいるだけで穏やかな気分になれるのがドンホイの魅力なのかもしれません。急成長に沸き立つベトナムの大都市が失ってしまった静かな暮らしが今も守られているのだと思うのです。(クラクション音の洪水から解放されるありがたさ)

 

フォンニャー洞窟や天国の洞窟を訪れる際には、ぜひドンホイの町もちょこっと覗いてみてはいかがでしょうか?